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線型モデル

ほぼ間違いなく心理学者、行動科学者が説明に一番よく使っているのが線型モデル。
うちのDeptでも線型モデルを使ったことのない人なんてゼロだろう。少なくとも認知心理学は線型モデル心理学と言っても過言ではないかもしれない。
人に関する現象をモデル化するにあたって、この線型性という制約は強すぎるというご意見もある。因果モデルがすべて線型だったらそりゃ楽だろうけど、現実にはそうはなってないだろうことは自然科学からすれば明白。あるいは心のメカニズムに物理法則とは別の公理系を作るなんて言い出して正当化を夢見るか。私はそんな教団には加担しませんよ。
ここにあるようにまさしく、線型モデルは楽をするためにあると考えられる。理解が容易だから使う。妥当性を犠牲にして。これは科学的説明の節約性の話に似ていると思うのは私だけだろうか。

行動科学にかぎったことではないんだけど、正確な記述ではなく、うまい説明を見つけることを目標につき進むこの学問、どうなんだろう。もしかすると科学的学問は全部そうなのかもしれない、たまたま乖離がないだけとか。。(この話とオッカムの剃刀との関係については後日にします)

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