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感情と直観

affect の重要性を説く人も intuition の重要性を説く人も同じようなことを言う(rational と対比させる)ので、
affect と intuition を同じ性質のものグループにしてしまってよいかという問題が浮かんでくる。
まあ、一般市民にとっては明らかに同じでないのだが、研究者にとっては「できるものなら概念は少なく統合されているほうがよい」らしい。
これはむしろ affect の側に比重の大きな問題である。intuition のほうが定義が比較的明確であり(というか実体感が少ないから動かしようがない)、affect の定義をどこにとるかでいっしょになったりならなかったりすると思われる。おそらくうまくいけば、一方がもう一方を含むという定義が可能だろう。
けれども、研究テーマとして世間に人気があるのは affect のほうだ。こいつはよりメジャーな素朴心理学概念なので、そのからみに人気があってしかるべき。その点、intuition は同じく素朴な概念であるにもかかわらず漠然としていて、そんなものを研究してだから何、って感じに思われるみたい。まあ、そりゃもっとも。
私としては「 intuition とは impression を得ることで、それは sensation や perception や conception に共通する特徴で、affect は impression の一種である」と言いたい。だって、intuition のほうが明らかに内包が少なそうだし、別ものと考えると理論化が大変なんだもの。
そういえば、affect を得る過程のことは何と呼んでいるのだろうか?

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