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2005年7月

NO BORDER その2

某少年誌の表4でまたまた発見したので転記しておく。いつもどおり、特定の企業をどうこう言うつもりはまったくないのだが、問題があれば連絡求む。

大人たちはなぜBORDERを挟んで対立するのだろう。なぜ戦うのだろう。世界では今日もあちこちで紛争が起きている。勝っても、負けても、多くの犠牲者を生み出すことに変わりはない。そして、一番の犠牲者はその国の子供達だ。親を亡くした子供、親とともに故郷を離れ難民生活を余儀なくされている子供。日本ならゲームやマンガに夢中な年頃の子供達が、爆音に怯え、戦場をさまよい、隣国へと遠い道を逃げていく。そんな過酷な環境に生きる子供が、世界には本当にたくさんいる。でも、そんな子供達も笑顔を見せてくれる。屈託のない、素直な、すばらしい笑顔を見せてくれる。この笑顔を奪う権利は誰にもない。僕たちはこの笑顔を守らなくてはいけないと思う。子供達の笑顔は、この星の未来だ。NO BORDER ・・・

考えよう。
もちろん、認知科学的に。

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fMRI

fMRI研究はあてもなく血流量を測定している。
血が多く流れていれば神経細胞が活発に活動している、ということなようだ。
流行である。

神経細胞を含めた脳組織がどのような構造であってどういうメカニズムで人を動かす機能を実現しているか、なんてことはちっとも考えず、とりあえず血流量を測る。

たとえば、脳を自動車だとしよう。異国の人から自動車をもらった。われわれは自動車の動くしくみはわからない。ただそいつが物を乗せて動くんだということは現象として観察されているので疑いはない。使ってみるととても便利だ。さてこいつはどういう仕組みで動いているのか、そういう疑問を持つだろう。調べたい。メカニズムはまったくわからないので、とりあえずどこから手をつけようか。われわれは幸運なことに、サーモグラフィという機械を持っている。内部の各部分の温度地図を作れる道具だ。自動車をこの機械にかけてみよう。そうすると自動車が動くときの温度地図が作れるだろう。それをヒントに自動車の動く仕組みを・・・。

こんなことをやっているのである。バカみたい、と思ったあなた、けっこうセンスがいいかもしれない。

われわれが最終的にやらなければならないのは、どの部品がどう組み合わさっていて、どういう因果的原理でそれが連動するのか、そしてどのようにしてこの機能が実現されるのか、ということを記述することである。もちろん、そこから、ここをこう変更すれば動作はこう変わる、などという予測も可能になる。
サーモグラフィを使って温度地図を作ることは、手がかりがない状態でやることとしてはまったく意味がないとは言わないが、それはその先にどの部品がどう連動しているというモデルを作るためのヒントとしてのみ役に立つのであって、そのモデル作りをしなければまったく何のために温度地図を作るのか理解できなくなる。
自動車のモデルを作るのに近づく方法は他にもあるだろう。例えば、分解してどういう部品があるのか見てみればよい。その部品がどう動くのかを調べればよい。そうすれば全体の動作が見えてくるだろう。これが解剖学や生理学がやろうとしていることだ。そして、fMRIはその手法一つに過ぎない。なのに、心理学者はなぜかfMRIだけが大好きなようだ。

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