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確信度を答える

久々の学会レポ。
しかし今年は業務上。
いつもの学会とはひと味もふた味も違う。


確信度を回答させることについて。
特に、学校でのテストにおいて確信度回答式にすることについて。

非常に興味深いと思った。
私もいちconfidence研究者として、まだまだ手法の詰めは必要だと思うが、通常のテストの手法よりも認知的状態を詳細に調べることができる。スコアのアサインも矛盾なくできると思われる。

しかし、だ。学校で行われるテストはそのようなものでよいのか?という問題がある(これは心理学のための方法論とは別種の問題だ)。
つまり、教員側は、学生に対して、どのような認知状態にあることを望んでいるのか(目標としているのか)ということだ。「私は80%この選択肢が正解だと思う」というのは、教員の目的にかなっているのか?99%の確信を持ってほしいのではないのか?
あるいは、何%の確信状態であることが「能力の獲得」であるのか?
この辺をきちんと定めないと、テスト作成においても、またそれによって評価されることになるカリキュラム作成においても、困ったことになる。
要件としては、「○○を身につけている」ならば「この問題ではこの回答に△△程度の確信を持つ」そうでなければ「確信は□□程度になる」、ということが判明していればよい。

もちろん、この問題は、テスト手法にこういう確信度回答式を使うかどうかに関係なく、一般に議論しなければならない問題である。だって実際に、テストに回答する生徒は、そのような自信のない状態で○をつけているのだから。

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