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お子様の核磁気共鳴画像

ひょんなことで、会議に出席し、日本の脳科学の本当の第一人者であるS先生と話をさせていただく機会を得た。

MRIの結果を解釈する際のネックはたくさんあるのだが(これとかこれとか)、BOLD法のMRIにて困るのは、そもそもMRと血流の関係が一定でない(成人と子供では異なる)ことである。これについてS先生に詳しいところを教えていただいた。
人間の場合、生後2ヶ月ほどでマイナスに転じるらしい。ほへー。そして成人になるまでに戻るらしい。ほへー。
しかも、脳のすべてのエリアでこんな現象が見られるわけではない。
さらに、ホルモンなりなんなり、代謝に関して違うことが多すぎる。

まあ、私の所感では、現状、BOLDのfMRIは発達研究には使いにくいのである。

そうそう、書いてなかったのでここに整理しておこう。

測定に関するものは、
1)ある特定の撮像法でmagnetic resonanceを測ることの問題点
2)magnetic resonanceで酸素化ヘモグロビンの量を測ることの問題点
3)酸素化ヘモグロビンの量で血流量を測ることの問題点
4)血流量の増加でニューロンの活動増加を測ることの問題点

機能メカニズムに関するものは、
a)ニューロンの活動を電位変化およびシナプスの活動のみと捉えることの問題点
b)脳の活動をニューロンの活動のみと捉えることの問題点
c)脳の機能を脳の特定の部位のみに帰属して捉えることの問題点
d)心の機能を脳のみに帰属して捉えることの問題点

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